現役電気エンジニアおすすめのものづくり系Youtubeチャンネル10選 その2
皆さん、ご無沙汰しております マリモです
前回投稿したこちらの記事が想像以上に多くの方に読んでいただいて本当に驚きました。。。
しかもからあげ大先生にまで取り上げていただいて、エンジニア冥利に尽きるとはまさにこのことです
ちなみに私が現時点で登録しているYoutubeチャンネル数を確認したところ255チャンネルでした(キリのいい数字ですね笑)
そこで今回も255チャンネルから選りすぐったエンジニア目線でおすすめのYoutubeチャンネル10選を紹介していきます
前回は電子工作&電気関係がメインでしたが、今回はメカ系も多く取り上げており、多分野の魅力的なものづくり系チャンネルを紹介していきます✨
目次
なんとか重工
まず最初に紹介するのは「なんとか重工」のとんこつさん&ケロさんです
お二人は金属加工会社に就職された後Youtuberデビューされており、生粋の製造畑出身とのことです
私自身も身近なところで金属加工を目にすることが多く、製造業人としてシンパシーを感じずにはいられません😄
動画では金属加工で培った技術を遺憾なく披露されており、旋盤、フライス盤、CNC加工機、溶接などを駆使して様々なアイテムを製作されています
また製造業出身ということで、ものづくり系メーカーとのタイアップも精力的に行っている印象です
以前地上波で金属加工技術を全面的に取り上げた「ほこたて」という番組を彷彿とするのは私だけでしょうか?
上記の番組は終了してしまいましたが、こういった日本のものづくり技術をフューチャーした動画コンテンツが増えるのは喜ばしいですね🎵
PC-FREEDOM
次に紹介するのは一気にIT系に移り、PC-FREEDOMのコダシマさんです
チャンネルではLinux、Raspberry Pi、PC、ジャンクと多岐に渡るジャンルを扱っておられます
ご本人曰く非エンジニアとのことですが、動画を見る限りLinuxのあらゆるディストリビューションを使いこなしているあたり、エンジニア顔負けといってもよいのでは?
特に最新の↓動画ではそのLinux知識がこれでもかというくらい披露されており、動画自体も20分と大ボリュームなので必見です
電気エンジニアのツボ
こちらは電気エンジニアのシマタケさんです
シマタケさんは電気エンジニア歴15年とのことで、電験三種も取得しておられる時点でかなりの腕前かと思われます
ちなみに私は電験三種の4科目中1科目すら勉強を完遂できず挫折しました😫
チャンネルではブレーカー、インバーターといった産業用機器の解説から制御盤、分電盤の配線方法まで、まさに電気エンジニアの教科書といっても良いくらいのコンテンツが揃っています
私自身も制御盤の設計、製作を行っていることもあり、これだけ専門的な内容が無料で見れることに驚きを隠せません。。。
特に最近は製造業全体でもYoutubeを活用する動きが活発になっていると感じており、これからもこういった解説動画が増えていくことが非常にたのしみです😃
復元と再利用
さて、次は一風変わったチャンネル名ですが、どうやら海外のチャンネルのようで、内容はありとあらゆるジャンク品を完全復活させるというものです
百聞は一見にしかずというもので、まずは以下の動画を御覧ください
この動画のように、明らかに粗大ごみとして捨てられているものを拾ってきて修理&動作確認まで完璧にできていますね
いったいどんな経験を積めばここまでの技術が得られるのでしょうか。。。
しかもそのバリエーションも凄まじく、デジカメ、電動工具、腕時計、AirPodなど、果てはPS3まで修理しています(もはや魔法の域ですね。。。)
まだまだ世界には隠れた凄腕のエンジニアが沢山いるんだとワクワクしますね😍
JSK-koubou
次はDIY系のJSK-koubouさんです
その名(自作工房)の通り、日曜大工をメインに動画をアップされており、主に木材を使った工作が多い印象を受けます
あと他のDIY系チャンネルと違って特徴的なのが、いわゆる治具(ジグ)を中心に製作されている点です
治具とは製造業で働いておられる方はよくご存知だと思いますが、一言で言うと「(工具ではない)道具を作るための道具」です
例えばノコギリで木材をまっすぐ切りたいとき、人の手だとブレてしまいがちですが、専用の治具があると簡単に真っ直ぐ切ることができます
こういった治具は専用のものだと世の中に無いことが多く、そこでDIYでの手作りが威力を発揮するというわけですね
ちなみに木材以外にも下記のようにアルミフレームを使った工作もされており、個人的にアルミフレーム大好き民としてはもっとアルミフレームを使った動画が増えて欲しいですね🎵
ラムダ技術部
こちらはラムダ技術部のラムダさんです
前回のまとめでもネタ枠でボンバータミオさんを取り上げさせていただきましたが、まさにその第二弾ともいうべきネタっぷりです
技術系学部のご出身とのことで、毎動画ごとの技術レベルと理系センスは折り紙付きなのですが、如何せん内容のくだらないっぷりがハンパないです笑(褒め言葉)
しかもzoomでサボりを誤魔化す方法など、妙に実用性があるところがまた面白いですね
特に以下の理系料理シリーズは理系の方だとニヤニヤ間違いなしの内容なので是非ご覧ください
GUNMA-17
さて、ここでGUNMA-17さんの紹介です
GUNMA-17さんはものづくり関係以外でもかなり有名な方なんじゃないでしょうか?
動画ではメカにまつわるものならもはや何でもありで、乗り物の改造等はもちろん、DIYやキャンプなど多才っぷりが凄いです
何よりもご本人が心底楽しそうにものづくりに取り組む姿勢はエンジニアとして見習いたいですね
私自身メカには少し苦手意識があるので、ここまでなんでもやってしまうのは本当尊敬します。。。
個人的には以下の廃油ストーブの動画は何度見ても最高ですね😂
Mr Innovative
こちらは海外の Mr. Innovativeさんです
俗に言うメイカー系の動画をかなりの数アップロードされています
メイカー系動画だと3Dプリンター、マイコン等を駆使して様々なアイテムを製作されていますが、その中でも郡を抜いてバリエーションが豊富です
しかもメカの機構も非常に作り込まれており、実はものづくりの参考事例として密かに重宝していたりします😁
仮にものづくりの知識が無くても、テレビでもよくある工場ツアーが面白いと思われる方は一見の価値ありだと思います
以下のロープ編み機なんかは完全に工場設備ですね笑
趣味ではじめる電子工作「E-Diy」
こちらのチャンネルでは初心者向けの電子工作動画をメインに扱っておられます
初心者向けだけあって、製作過程を1から丁寧に解説されており、途中で電気的な知識も補足したりといたれりつくせりです
しかも投稿日時を遡るとより詳細な電子回路の解説シリーズもあるため、社会人になって電子回路を復習されたい方などには超オススメです😀
RealPars
さて、いよいよ最後の紹介ですが、ここでは私の職業関連のチャンネルをご紹介したいと思います
こちらは海外のRealParsというチャンネルで、生産技術の電気エンジニアに特化したチャンネルです
私自身生産技術に携わっていることもあり、業務でもPLCという制御装置を使うのですが、このPLCやその周辺の機器についてみっちり解説されています
ちなみにこのチャンネルだけで登録者60万人を超えており、これだけニッチな分野でも登録者が増やせるというのは夢があっていいですね😃
特に海外系のいろんな動画を見ていて思うのですが、動画編集にかなりの労力を割いて制作されている気がします
こういった技術系動画でもイラストやアニメーションが非常に凝っており、視聴者や初心者に最大限配慮しているのがよくわかります
日本のYoutubeでも丁寧に動画を作られている方は大勢いらっしゃると思うのですが、やはり解説となるとここまで力を入れるのもある意味納得ですね
最後に
さて、今回の紹介もいかがでしたでしょうか?
私自身ものづくりが好きなこともありますが、やはりこれから世界と渡り合っていくためには、いわゆる理系の力(今風に言うとSTEM?)が大変重要であり、これからもものづくりを見る&自分でチャレンジする人がどんどん増えていくといいですね😊
現役の電気エンジニアがおすすめするYoutubeチャンネル10選
皆さんこんにちは、マリモです
さて、もはや見ない日はないくらい生活に浸透したYoutubeですが、皆さんはどんなチャンネルを登録されていますか?
今のYoutubeで人気なのはやはり大衆向けの動画だったり、Youtuberの魅力によるものが大きいと感じているのですが、中には滅茶苦茶ニッチな分野の動画も沢山埋もれていたりします
特に私は現役の電気エンジニアなので、そういった技術分野の動画をあさるのがもはや日課と化しています(笑)
そこで、私がおすすめする「電気エンジニア目線で面白いチャンネル10選」を紹介したいと思います
中にはものづくり系動画でも有名な方もいらっしゃるのですが、あえてニッチな方向のチャンネルも取り上げているので是非参考にしてください😀
目次
ICHIKEN
ものづくり系だとかなり有名なイチケンさんのチャンネルです
USB充電器の分解動画で知ったのですが、かなり電気関連の知識に明るい方のようで、様々な機器の分解、改造を解説されています
特にこのプリウスのインバータの分解動画は凄まじい情報量と丁寧な解説でオススメです♪
ものづくり太郎チャンネル
こちらは製造業界隈でも話題沸騰中のものづくり太郎さんです
もともと民間の商品認証機関で勤務されていた経歴の方で、営業も経験されているとのことです(しかも超優秀)
特筆すべきは世界規模のものづくりの流れを大局的、俯瞰視点で詳細に解説されている点で、一本の動画も毎回30分~1時間と超ボリュームで本当圧倒されます。。。
特に自動車業界や半導体業界についてはメーカーの役員クラスか(笑)と思うくらい博識なようで、以下のEV絡みの解説動画は必見です
コジコジのオタク文化 情報局
こちらはエンジニアのコジコジさんのチャンネルです
そこそこ昔から相当の動画をアップされており、ガジェット、ジャンク、電子工作など非常に多岐にわたる動画をアップされている印象を受けます
中でも電子工作系は、本人曰く再生数が余り伸びないけど頑張ってアップされているとのことで、最新のRaspberry Pi Picoについても初心者向けの動画を作成されています
エンジャー / Engeer
さてこちらは一気にニッチな分野になりますが、エンジニアのエンジャー さんです
内容はまさに一点特化で、電気設計におけるノイズ対策(EMC)をメインに動画をアップされています
私自身電気エンジニアなこともあるのですが、実は電気におけるノイズ対策は以下の理由で非常に面倒なものとなっています
- 問題が発生してから対策を行うことが多く、通常の優先度が低い
- かなり高度な電気理論の知識が要求されてるため、習得が難しい
- そもそも周りに詳しい人がおらず、どう学習していいかも分からない
そんな中エンジャーさんのチャンネルでは既にかなりの数の解説動画がアップされており、電子回路に携わる方は必見の内容となっております
HARUMI STUDIO
こちらは理系アシスタントハルさんによるチャンネルです
自作で様々なアナログ回路やデジタル回路を製作されており、いつも子供心にわくわくしながら視聴しています♪
特に最近は週2本の驚異的なペースで動画をアップされており、これからが非常に楽しみなチャンネルです
なかしーの電子工作部
こちらは組み込みエンジニアのなかしーさんのチャンネルです
組み込みをされていることもあり、マイコンといった電子工作の初心者向け動画が充実しています
ブログでも精力的に記事を書かれており、電子工作を始めたい方に非常におすすめのチャンネルです
ボンバータミオ
こちらは電子工作系のタミオさん(?)のチャンネルです
さてその内容ですが、完全にネタ枠です(笑)
電子工作の技術を駆使して開発するのが「ペヤングを自動で湯切りする装置、毒舌を吐く体重計、葬儀自動化システム」など、動画も抱腹絶倒間違いなしの内容となっています
やっぱり技術系だとどうしても内容がお固くなりがちですが、こういうエンタメ性も大事にしていきたいですね
追記:本家の大部分の動画が非公開となったためリンクを削除しました
初心者のタメの電気工事
こちらはヤザキ電気さんのチャンネルです
主に電気工事関連の動画をアップされており、電気工事士の資格を目指す方にはオススメのチャンネルです
私自身の本職とは少し系統が違うのですが、身近な電気工事のことを実際の作業風景も踏まえて解説されているので大変参考になります
ITエンジニアもりしーの動画
最後にカナダ在住のフリーランスITエンジニアのもりしーさんのチャンネルです
本職はIT系の方のようですが、Raspberry Pi関連の動画も積極的にアップされており、どの動画も非常に質が高い印象です
個人的にはIT系の技術もかなり興味があるので、「今週のITニュース」シリーズ動画は毎回楽しみにしています
さて、いかがでしたでしょうか?
まだまだYoutubeには面白いチャンネルが沢山転がっているので、ぜひ皆さんもお気に入りのチャンネルを探してみてはいかがでしょうか😊
VSCode内のターミナルをショートカットで快適に使う(Windows)※追記しました
皆さんこんにちは、マリモです
みんな大好き「VSCode」ですが、数ある便利機能のなかに「エディタ内でターミナルが使える」というものがあります
特に1画面でプログラミングをされている方は、画面を切り替える必要が無い分かなり重宝されているのでは?
このターミナルですが、自分が使う際に便利だと思うショートカットを2つ4つご紹介します
1. ターミナルをショートカットで開く&隠す
まずこれは鉄板ですね
キー操作は[Ctrl + @]です
- 何もターミナルを開いていない状態 - 新規でターミナルが立ち上がる
- 既にターミナルを開いている状態 - ターミナルを非表示にする(裏ではターミナルが起動しっぱなし)
2. ターミナルをショートカットで新たに開く
こちらでは1つ以上ターミナルを開いている状態から、さらに新たにターミナルを表示できます
キー操作は [Ctrl + Shift + @]です
3. ターミナルを分割&移動する
VSCodeのターミナルは縦方向に分割できるのですが、ショートカットからもサクッとできるのがいいですね
キー操作は 分割が[Ctrl + Shift + 5]、移動は[Alt + ← or →]です
4. 複数のターミナルをショートカットで切り替える
プログラミングでは複数のターミナルを当然のように使い分けされると思いますが、従来のコマンドプロンプトだと大量のターミナルで画面中が埋め尽くされるため、非常に面倒でした
VSCodeだとこれが1つのタブにまとめられるため、かなりスッキリします
ただこのタブの切り替えには初期設定だとショートカットが割り当てられていないため、ユーザー側で割り当てていきます
割り当て方は、コマンドパレット[Ctrl + Shift + P]からkeyboardと検索してショートカット割当設定を開きます
ここの検索で[terminal focus]と入力すると画面の項目が表示されます
あとはご自分の好きなショートカットを割り当てられればOKです
ちなみに私は[Shift + Alt + Pgup or Pgdown]に操作を割り当てています
以上のショートカットは個人的にはめちゃくちゃ重宝しているので、ぜひ皆さんも使ってみてください😃
WindowsFormからWPFに乗り換えたらめっちゃ便利だった
皆さんこんにちは、マリモです
突然ですが、皆さんは業務でWindowsアプリを開発する際はどんな技術を使われていますか?
低レイヤーのWin32APIから、今どきだとWeb系技術のElectronなどがありますが、.NET FrameworkだとWindowsFormが有名ですね
WindowsFormは.NET Framework1.0から実装されているAPIですが、かれこれ20年近く経過している技術にも関わらず、今でもメインの開発環境として君臨しているようです
かくいう私もWindowsFormでちょくちょく業務アプリを開発しているのですが、以前Windowsタブレット向けにアプリを開発した際に以下の点が気になっていました。
- すぐUIが壊れる
- タッチ操作だと不具合が多い
- デザインの自由度が低い
特に二番目に関しては致命的で、マウス操作しか無かった時代に作られただけあって、至るところで不具合が頻発しました。。。😣
そこで今回業務アプリを作るにあたってWPFを採用してみましたが、これがめちゃくちゃ良かったです😊
まずXAMLでのUI開発ですが、最初はWindowsFormのコントロール配置と同様にドラッグ&ドロップでデザイナーで開発をしていました
ところが実はこれが一番WindowsFormからWPFへの移行でハマる失敗だったらしく、途中でGridやStackPanelを活用するとかなりスッキリしたデザインで書けるようになりました
またデータバインディングに関してもWindowsFormだとイベント内で逐一コントロールの変更をロジックで制御していたと思います
ところがWPFだとXAML内のバインディングの定義だけでButton等の色を変えられるため、そもそもロジックを状態としてUIに組み込めてしまいます
MVVMまではまだ手をだしていませんが、ロジックとUIの切り離しはやはり便利ですね😃
という感じでWPFの良いところを挙げてみましたが、デメリットとしてWindowsFormに比べるとXAMLが若干ややこしい点やWindowsFormと一部コントロールが異なるあたりは気になりますね
ただそれでもWPFのメリットは非常に大きく、正直ネットの至るところでWPFがオワコン扱いされているのを見ると、やはりどんな技術も一度は自分で体感してみるべきだとつくづく感じました
<明日からできる>ラダーを見やすくするコツについて
皆さんこんにちは、マリモです
ふとつぶやいたツイートが思いのほか多くの方に観ていただけたようで、やはりラダーの見やすさは生産技術でPLCを扱う人にとって永遠のテーマの1つですね
ラダーを描く際に意外とステートメント使わない人がいるのでホント使ってください(懇願) pic.twitter.com/Lf6hYxM4H8
— marimo@FAポッドキャスト始めました (@marimo2501) 2020年9月26日
ということでせっかくなので、私が普段ラダーを描く際に意識している「見やすいラダー」のポイントを3つ挙げていきたいと思います
是非少しでも参考にしていただければ幸いです
ちなみに今回はGXWorks3でサンプルを作っています
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